ビジュアライゼーションはデータそのものを表す要素と、そうでないものに分けられる
一般にはメタなデータが占める割合(インク)を減らすことが望ましく、そうすれば散らからず、よりエレガントなグラフになる
一方でメタデータが表すコンテクストやビジュアライゼーションの構造は非常に重要なためバランスをとることが重要
データそのものと、ノンデータをわけるという考えはEdward Tufflueによって広められた。そのなかでデータインク比率というものが導入された。彼はそのなかで
データインク比率を 合理的な範囲 で最大にせよと書いている。合理的…というのがもっとも重要で、よく忘れられるものである。Tufftteじたいも忘れているように見える。
複雑性を取り除き、エレガントなデザインにするべきととらえる必要があり、ノンデータを減らすことを目的にしてはいけない。
ノンデータのインクが多い例。
グラフの枠線やグリッドが目立ちすぎており本来着目すべきデータポイントみにくくなっている
枠線とグリッドラインを除いたもの。実際のデータポイントが重要なものとして認識できる
極端にノンデータを除いたもの。凡例をデータポイントとして誤認識するぐらいに省略されている。23-2のグリッドは判例とデータエリアを分ける役割があったことに気づくだろう
23-2ではプロットパネルの周囲に枠線がない、これによりデータの範囲がこのパネルの外にも広がっていることを示唆する。しかしこれは逆に考える人もいて枠線を書いてプロットエリアを区切ることを好む人もいる
ノンデータの情報があまりに少ないと、要素が宙に浮いてほかの関連が把握しづらくなる。これはスモールマルチプルの場合に顕著になる。23-5のようなグラフは現代アートのように見えてしまう(言い過ぎでは?)